ピピのアトリエ Atelier de Phi Phiピピのアトリエ Atelier de Phi Phi

「青い薔薇の魔法」 アンティーク風ハードカバー豆本

  一冊一冊糸綴じをし、カルトンに布張り。  ハードカバーの豆本です。  紅茶で紙を染めて、古書の風合いを出しました。   「青い薔薇の魔法」というお話を収録しています。  (9000字強 文・挿絵 楠 深海)  黒き衣のセイリエンとその弟子たちの物語。  空色本は二番目の弟子、エルクが主人公です。    兄弟子のラデルが大好きなエルク。目が痛いとラデルに訴えたり、何かに怯えたり。不審な挙動をするのですが……。  幅約4.6センチ  高さ約6.3センチ  84p、モノクロ挿絵数枚   ※アンティークの風合いを出すというコンセプトのため、  ページは茶色でごわごわ、ところどころにムラやシミがあります。  ご了承ください。 ※作品をイメージした英詩のカードをつけております。  合わせてお楽しみください。 ~「青い薔薇の魔法」英詩カード日本語訳~ 「青い薔薇の青って……どんな青?」 ぼくはしらない 青い薔薇の青は、どこにあるの? ぼくの足をぬらす、きらめく水 ぼくの顔に吹きつける、荒れくるう風 「てっぺんは青。底も青」 ぼくは目が痛いと感じる、そしてささやく 空と湖の間の水平線を眺めながら それからぼくは自分の衣を見下ろして、もう一度ささやく 「……青だ」 湖の青は空の青と全然違う でもたしかにどっちも青だ 空の青はあまりにも神々しい ぼくは押しつぶされそうになる 湖の青はあまりにもまばゆい ぼくは思わず顔を覆いたくなる だからぼくはうつむいて、青い袖で顔を覆う 「青い薔薇の青って……どんな青?」 どうか教えて 青い薔薇の青は、どこにあるの?

  一冊一冊糸綴じをし、カルトンに布張り。  ハードカバーの豆本です。  紅茶で紙を染めて、古書の風合いを出しました。   「青い薔薇の魔法」というお話を収録しています。  (9000字強 文・挿絵 楠 深海)  黒き衣のセイリエンとその弟子たちの物語。  空色本は二番目の弟子、エルクが主人公です。    兄弟子のラデルが大好きなエルク。目が痛いとラデルに訴えたり、何かに怯えたり。不審な挙動をするのですが……。  幅約4.6センチ  高さ約6.3センチ  84p、モノクロ挿絵数枚   ※アンティークの風合いを出すというコンセプトのため、  ページは茶色でごわごわ、ところどころにムラやシミがあります。  ご了承ください。 ※作品をイメージした英詩のカードをつけております。  合わせてお楽しみください。 ~「青い薔薇の魔法」英詩カード日本語訳~ 「青い薔薇の青って……どんな青?」 ぼくはしらない 青い薔薇の青は、どこにあるの? ぼくの足をぬらす、きらめく水 ぼくの顔に吹きつける、荒れくるう風 「てっぺんは青。底も青」 ぼくは目が痛いと感じる、そしてささやく 空と湖の間の水平線を眺めながら それからぼくは自分の衣を見下ろして、もう一度ささやく 「……青だ」 湖の青は空の青と全然違う でもたしかにどっちも青だ 空の青はあまりにも神々しい ぼくは押しつぶされそうになる 湖の青はあまりにもまばゆい ぼくは思わず顔を覆いたくなる だからぼくはうつむいて、青い袖で顔を覆う 「青い薔薇の青って……どんな青?」 どうか教えて 青い薔薇の青は、どこにあるの?